皆さんのご家庭は、お姑さんと仲が良いですか?
我が家はと言うと『私とお姑さんの関係』は周りの友人や、自分の両親にもうらやましがられるほど『良好』で
- お姑さんと二人だけで飲みに行く。そして(夜勤明けの)旦那が迎えに来る。←ゴメン…😭
- 買い物も二人で行って、ランチもする。(もちろんお姑さんの奢り❤️)
- 自分たちの友達とも一緒に飲む
と、いったように非常に仲良くしていただいています。
しかしながらこんな我が家でも、初めからお姑さんとの垣根が低かった訳ではありません。
そこで、いつからどの様にして仲良くなったのか?をまとめてみました。
本当はお姑さんとできれば同居はしたくない‥
ひと昔前は『お姑さんとの関係に問題がある』と感じているお嫁さんの割合が約半数近いようでしたが、現代ではお姑さんと仲良くやっているお嫁さんは増えてきており、『良好』と感じている割合は7割を超える様です。
しかしながら、同居となると話は別かもしれません。
生活の大半を同じ屋根の下過ごすのですから、当然トラブルも起こりやすくなるでしょう。
一般的の世の嫁たるもの『自分たちの生活を守るために』同居などできればしたくありません!
(↑と本音では思っていると、今でも私は思っています。)
私も結婚当初は、もちろんそう思っていました。『絶対無理!』と。
旦那と結婚した当初は、お姑さんとの付き合いもほとんどありませんでした。
そして私はと言うと結婚前の気楽な一人暮らし歴も長かったので、『たとえ自分の親であっても一緒に住むのはいまさら無理かも?』とも考えていました。
なぜならばとにかく気を使いすぎて疲れてしまうため、当時は実家の両親にも『結婚してもお姑さんと同居は無理だろう』と言われていたのです。
ところがこんな私が、まさかお姑さんと同居することになるとは…。
同居のきっかけ 〜それは突然やってくる〜
旦那と結婚をして少したった頃、当時暮らしていた中古住宅が豪雪で半壊しました。(平成18年豪雪:東北地方住み)
朝起きると増築した部分から家が真っ二つになっており、家の中が水浸しになっていたのです。
(私も旦那も全く気付かずに寝ていました。)
そこで私たちはあわてて業者に問い合わせて、家の修理の見積もりを取りました。はたして家は修理ができるのか?本当に家の修理をするのか?を考えたのです。その時、私たちが見積もりをみて考えた結果は、直すよりも家を建てた方が早い!といった結論になりました。
そしてついに家を建て直すにあたって、お姑さんから同居の提案が出たのです。
(お舅さんはいません。お姑さんだけです。)
私の旦那は一人っ子です。そう、母一人、子一人なのです。
そのため「自分たちがいずれはお姑さんの面倒を見なければいけないのだろう。」という思いはありました。
とは言っても、同居はちょっと…。
お姑さんのことは特に嫌いという訳ではないのですが(かと言って特別に好きでもない)当然、同居となると不安がよぎります。
どうする?どうする?
同居を始める前に 〜始めが肝心。トラブルの種は摘んでおけ!〜
色々悩み両親にも相談しましたが、当時二人の収入だけで家を建て直すのが厳しい状況でした。
そこでお姑さんにも少し出してもらうことを条件に、同居を決めました。
まずは、家の構造についての話し合いです。
私的に玄関は一つでも構いませんし、お風呂が一緒でもそんなに気にはなりません。
しかし、台所はどうしても別々が良かったのです.
お姑さんはお肉が食べられません。(アレルギーではありません。)でも私は大好きです。
食べても何も言わないかもしれませんが、やはり気は使いますし、食べたいものを食べたい時に食べたかったのです。
話し合いの中で、お姑さんと主人には『台所は一つにした方が家を建てるにも安くすむ』と言われましたが、ここだけは譲りませんでした。
もし、一緒に住んで一緒に食べられる環境であればひとつにすれば良いのです。
二つあるものを一つだけ使うのは簡単ですが、後になって一つしかないものを二つにするのは、多分無理だろうと私は考えたのです。
そしてその考えもしっかりと家を建てる前に、同居をする条件としてお姑さんに伝えました。
また、お姑さんの仕事は朝が早く、主人には夜勤がありました。(今はありませんが。)
お互いの生活時間帯が、あまりにも違いすぎます。
そのため、完全二世帯とまではいきませんが、玄関とお風呂が一緒という半二世帯住宅を建てることにしました。
(お互いのプライベートを保つため、リビングも二つ取ることになりました。)
最低でもこの時点で予想できる『トラブルの種』になりそうなことは、できるだけ摘んでおきたかったのです。
それでダメなら諦める!(私はその覚悟でした。)
世の中には、どうしても理解しあえない相手もいます。
(無条件に『嫁』=『敵』と思っている人や、『息子の嫁とは絶対に仲良くしない』と決めている人など)
↑実際、知り合いに、そう豪語する人がいました。(その方の息子はまだ小学生です。)
生理的にムリなこともあるでしょう。
その時は『お互いに距離を置いた方が幸せになれる』ことを、説明しましょう。
(面倒ですが、旦那にも理由をつけて説明します。)
そして、そっと疎遠になれば良いのです。
自分が嫌いな時は、多分相手も嫌い 〜母の教え〜
いよいよ同居が始まりました。
次第に(おそらくお互いに)細かいことが気になるようになっていきました。
本当に『小さなこと』なのですが気になるのです。(掃除の仕方とか、壁紙にシールを貼るとか‥)
そして言えない‥。(おそらくお互いに)
だって、もめたくないもん。
しかも我慢を続けていると、どんどんお姑さんのことが嫌いになってしまうのです。
これはまずい。どうしたものかなぁ〜と悩んでいるときに、実母に言われました。
『あんたが嫌いだと思っているということは、お姑さんもそう思っているはず。それでも何も言わないのは相手も仲良くしたいと思っているから』だと。
そうなのです。
お姑さんにだって、私に対しての不満は必ずあるはず。
それなのに、お姑さんは『見ないフリをしてくれている』ということに気付いた瞬間でした。
そして何も言わないのは、私がそうであるようにお姑さんも、私ともめたくはないと思っているのでは?と考えたのです。
それって、実は私と『仲良くしたい』ということ?
所詮は赤の他人 〜お互いに期待しないことが大事〜
本当に当たり前なことなのですが、親でも兄弟でも旦那でもしょせんは他人なのです。
実はどんなに自分のことを解っている様に思えても、この世に自分と全く同じ考えを持った人はいません。
言わなくても分かってもらえると思うから腹が立つのです。
価値観が同じだと思うから、腹が立つのです。
初めから期待しなければ腹も立ちません。
だって、『他人なんだもん。分からなくて当然だよね!』
これは『嫁と姑の間だけのこと』という訳ではなく、他者との関わり合いという場面においても、非常に大切なことだと思います。
過剰な期待は関係を悪化させます。
自分が楽になるためにも、悟りましょう!
お互いに干渉しない事 〜無関心とは違う〜
基本は、自分がして欲しくないことは相手にもしないことです。
お姑さんにされて嫌なことの最たることは、『干渉』だと思います。
相手が『いつどこに行こうが、誰を呼ぼうが』基本的には気にしません。
(さすがに長期間不在にするときには、お互いに声はかけます。)
お姑さんが夜、飲みに出かけても(旦那に言わせると『不良母ちゃん』です。よく飲みに出かけます。)私は全く気にしていません。
そして私の行動に対して、お姑さんも何も言いません。
お互いを信頼し、尊重することが大事です。
私の中でお姑さんとの同居は、感覚的に『シェアハウスで一緒に暮らしている』といった感じが近いかもしれません。
何かあれば(災害とか、病気とか)もちろんお互いに協力はします。
でも仲良くなれたらラッキーですが、もし特別に仲良くなれなくても、普通に付き合えれば万々歳です!
そう思いませんか?(私はそう思っていました。)
仲良くなると、得な事! 〜いいことあるよ!〜
幸いこうして、私はお姑さんと仲良く過ごすことができています。
最後に私が『お姑さんと仲良くしていて、良かったと思ったこと』ベスト3を挙げてみました。
- 自分が仕事で遅くなるときに、夕飯を準備してくれることがある。
- 旦那とケンカをした時に、味方になってくれる。
- 実母が亡くなった時に力になってくれた。
もしかしたら、私は単純にお姑さんに恵まれていただけかもしれません。
しかし私も私なりに努力をしました。そして、おそらく私以上にお姑さんも。
お姑さん、いつもありがとう!
まとめ
同居するまでの過程で私がとった行動と、学んだことをまとめてみました。
- 『トラブルの種』は早めに摘む。(予想できるトラブルに対しては早期に対処する)
- 自分の思いはしっかり伝える。(『これだけは譲れない!』ことは譲らない)
- でも、相手に分かってもらえるように努力は必要。(ただ『イヤだ!』というのではなく、なぜそう思うのか?を伝える)
- 相手を嫌っている時は、自分も嫌われている。
- 相手に期待し過ぎない。(自分も相手も、『完璧な人間ではない』ということを理解する)
- 本当にムリなこと(人として間違っていること、生理的に受け付けないこと)以外は妥協する。
- 自分がされてイヤなことは相手にもしない。(余計な詮索・自分ができないことは言わない)
- 自分が信頼しければ、まずは相手を信頼してみる。
- 良い関係が保てれば、良いこともある。
おまけ
私のお姑さんはきっと賢いのだと思います。
なぜならば、お嫁さんと仲良くしていた方が『お姑さんにも利益がある』ことをとてもよくわかっているからです。
普段からお姑さんに良くして貰っているお嫁さんならば、お姑さんが年老いた時にきっと良くしてくれるはずです。(世のお姑さん!ココとても大事です!↑)
私は『今の感情に流されずに、先を見て対応できる』私のお姑さんを尊敬しています。