皆さんは『西明寺栗』を知っていますか?
西明寺栗とは旧西明寺村にあたる、現:秋田県仙北市西木町小山田地区で栽培されている、とても大きな『栗』です。
西明寺栗とは?ルーツを紹介
この西明寺栗は、さかのぼること今から300年前…。
秋田の殿様佐竹公が、岐阜(美濃)と京都(丹波)から栗のたねを取り寄せて栽培したところ、西明寺村にて他ではみられないくらい『大きな栗』ができたことがルーツとのこと。
やっぱり大きい!大きさを測ってみた!
実際の大きさは、100円玉を並べるとこのような感じです。
実際に定規で測ってみると
横5cm位、縦3.5cm〜4cmくらいとやはり大きいですね。
売っていたお店のおばちゃんに『2日くらいお水に漬けておくと、鬼皮がやわらかくなって剥きやすいよ!』と教えてもらったので、栗を早速水に投入。
2日後に、栗の皮むきを頑張りたい!と思っています。
写真で見るとそうでもないですが、栗1個1個が結構大きいので量もかなりあります。
栗ご飯のほかにも、何か作れそうです。
栗を水に漬ける期間は?〜栗の皮をやわらかくする〜
お店のおばちゃんの言う通り2日間お水に栗を漬けたのですが、漬ける期間がちょっと長すぎたかも?
1日目は常温で栗を水に漬けていたのですが、室温が結構高かったので2日目は冷蔵庫で保存しました。
ところが2日も栗を水に漬けるのは長すぎたようで、いざ鬼皮を剥いていくと鬼皮と渋皮の間に入った水のせいで痛んでしまっているものがいくつかありました。
なので2日間も水に漬けると、さすがに鬼皮はしっかりとやわらかくなっていて確かに剥きやすかったのですが、栗を水に付けておく期間は1日でもいいのかな?と思います。(栗が腐ってしまっては、もったいないので!)
水に漬けないで残してあった栗は、沸騰させたお湯に2時間ぐらい漬けておいてから鬼皮を剥きましたが、ちゃんと剥けました。(煮るわけではなく、火を止めたお湯に漬けておくだけなので、栗に火は通りません。)
栗を沸騰させたお湯に漬けるやり方だと、やはり二日間水に漬けていた栗よりは鬼皮が少し硬いです。それでも女の人の力で問題なく剥けるくらいの硬さでした。
栗の皮を剥いていくよ!
それでは、いよいよ皮を剥いていきます!
用意したのはもちろん『包丁』と、この時期にしか使わないけれど結構便利な『栗の皮むき器』です。↓
↑鬼皮は栗のお尻の方から包丁を入れ、その皮を引っ張るようにしながら剥いていきます。
栗の皮むき器で剥いてみました。栗の皮が硬いことろは、栗の皮むき器の方が剥きやすいです。↓
↑栗の皮むき器の方が刃にギザギザがついているので、栗の皮を引っ張る時にもしっかりと栗の皮をつかめるので楽でした。
栗の皮を、全部剥き終わりました!途中家事をしながらですが、半日かかりました…。
私としては、栗の鬼皮よりも渋皮を剥く方が大変でした!!!
今回は栗ご飯と栗の渋皮煮を作るので、半分は渋皮がついたままです。
渋皮煮用の栗は鬼皮を剥く時に渋皮まで剥いてしまうと、煮ている時に渋皮が破れやすくなるので注意しましょう!(鬼皮に包丁を入れる際に、深く入れ過ぎないこと!)
渋皮を剥いた栗は灰汁(アク)で変色しやすいので、すぐに水にさらしましょう。(2、3時間くらいさらしました。)
また渋皮付きの方も乾燥してしまうと栗が割れる原因になるので、これもお水に漬けておきます。
栗ご飯〜作っていくよ!〜
今回は栗ご飯を作るのに『餅米:米=1:1』にして、モチモチした感じに仕上げます。
味付けは、栗の風味を生かすためにシンプルに塩と日本酒だけです。(あと昆布!)
◎分量
餅米1合と米1合の、合わせて二合に対して
お塩小さじ1(6mg)、お酒(日本酒)大さじ1(15g)、乾燥昆布適量
栗適量(200gぐらい)
炊き上がりです!(もちろん、炊飯器で炊きました。)↓
炊飯器でおいしくご飯を炊くコツをまとめたこちらも、よければ参考にどうぞ!↓
栗の渋皮煮〜作っていくよ!〜
◎分量
栗500g、重曹25g〜50g(5回分合計)、砂糖500g
水あめ、ブランディー:好みにより適量
渋皮のついた栗を、重曹で煮て『灰汁(アク)』と余分な渋皮を取っていきます。
重曹は、栗500gを水に漬けたものに対して、1回に山盛り小さじ1杯くらいの量を入れて煮ます。(渋皮の厚さをみて、重曹の量は調整してください。)
徐々にブクブクと灰汁(アク)が出てきたら、灰汁(アク)を取ります。栗を強火で煮てしまうと栗が割れやすくなるので、沸騰したら弱火にしてください。
また、アルミの鍋は重曹で変色するので使えません。
↓10分くらい灰汁を取りながら煮たら、お水にさらして渋皮の筋と渋皮を取っていきます。
渋皮の太い筋が取れにくい時は、つまようじや竹串などで優しく筋を取り除きます。栗の表面についている薄い渋皮は、指で優しく擦り落とします。(栗の表面を擦る時に力を入れすぎると、このように破けてしまいます。↓)
『重曹を入れて煮る→渋皮をとる』工程を5回ほど繰り返しました。
2回目以降に重曹を入れて栗を煮る際は、お鍋の内側に灰汁(アク)がついているので、もう一度栗を煮る前にお鍋を洗ってから栗を煮ます。
『重曹を入れて煮る→渋皮をとる』工程を5回繰り返した後は、重曹を抜きます。(お水を入れ替えてから沸騰させて、栗を弱火で5分煮て重曹を抜きました。)
お砂糖を500g入れて落とし蓋をし、20分から30分間ほど煮詰めます。(今回はキビ砂糖を使いました。)
最後に照りを出したかったので、水あめを加えて(適量)もう少し煮詰めます。(栗に香りを付けるために、ブランディーを少し加えてもOK)
栗を一晩煮汁に漬けて、栗にゆっくり味をなじませれば完成です!
おまけ〜栗を保存しよう〜
渋皮を剥いた栗(生栗)が余ったので、冷凍保存します。
栗約300gに、キビ砂糖(白砂糖でOK)を栗の2割ほど(60g)まぶして揉み込みます。
おいしくいただくには2ヶ月くらいで食べた方が良いようです。
栗ご飯を作る時は、このまま入れて炊けば甘い栗の『栗ご飯』ができます。
冷凍することで少し栗がやわらかくなりますが、砂糖を揉み込み冷凍すると栗の色がキレイな黄色に変わりますよ!
最後に〜この時期だけの贅沢だから〜
栗をおいしく頂くには、どうしても栗を食べる前の下ごしらえに少し手間がかかることもあります。
栗の瓶詰めは年中出まわっていて、スーパーマーケットに行けばいつでも手に入ります。それでも生栗は、この時期だけの贅沢なので少し自分で手間をかけて味ってみるのもいいのではないでしょうか?